40代や50代となり自分の会社での行き着く先が見えてくると、「このまま定年を迎えていいのか。」と考える方も多いのではないでしょうか。若い時と違って簡単にはモチベーションがわかない中、何となく目の前の業務をこなし、心にはいつもモヤモヤとしたわだかまりがあるという毎日でしょうか。
何とかしたいと思いつつ、何から始めればよいかと悩んでいる皆さんもいるのではないでしょうか。もはや諦めている方もいるかもしれませんね。
是非、前向きに考えてみてください。人生100年時代で60歳以降も死ぬまでに30〜40年間残されている可能性があることを考えると、もう一度これまでの会社人生と同じ時間をやり直すことができるのです。新たな人生のセカンドキャリアに向けて早いうちに動き始めた方がいいとは思いませんか?
それではどこから始めればよいでしょうか?
目指すべき資格を選ぶポイントとは
本当に市場価値あるセカンドキャリアを作るためには、まずは自分のキャリアを棚卸した上で、「自分視点」と「市場視点」から目指すべき資格を見極めましょう。
<自分視点>
・自分の強みを磨き直す
・自分の強みの周辺分野を習得する
・自分の強みをデジタルで補強する
<市場視点>
・市場からのニーズがある
・難易度が高すぎない
・社会に貢献できる
本当にセカンドキャリアに役立つ資格3選
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。中小企業診断士は、企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスが主な業務ですが、試験範囲は以下の7科目です。
- 「経済学・経済政策」
- 「財務・会計」
- 「企業経営理論」
- 「運営管理」
- 「経営法務」
- 「経営情報システム」
- 「中小企業経営・政策」
この中には営業・マーケティング、経営企画、人事、経理、情報システム、製造といった皆さんが会社の中で業務経験を積んできたこと、つまり自分の強みを生かせる分野が必ずあるのではないでしょうか。自分が得意とする分野から取り掛かり、企業の経営課題や成長戦略について専門的な知識を持つために、必要な周辺知識を一つ一つ習得していくという取り組み方ができる資格です。
実際に中小企業診断士として活動していくためには、自分の得意な領域や専門分野を作っておき、競合とうまく差別化する必要がありますが、まさに自分が会社で培ってきた分野を専門分野としてうまく差別化していく工夫や努力は必要なのです。
多くの中小企業が経営課題を抱えている中で、自社で人材リソースを保有するのは現実的ではなく、専門家のアドバイスが必要不可欠であり、有能なコンサルタントが求められています。また、この中小企業診断士の仕事は人間によるアイデアや経験が不可欠であり、AIで代替されるリスクは他の士業と比べてもかなり低いと言えます。更に、独占分野である弁護士や税理士、社会保険労務士と比較しても難易度は低く、一定の努力の範囲で合格できる資格と言えるでしょう。
ファイナンシャル・プランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーとは、一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。「くらしとお金」に関するアドバイスは多岐にわたるため、FPには年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続など、幅広い専門知識が求められます。そこで、「くらしとお金」に関する様々な専門知識を有していることを証明するのがFP資格です。
FPの知識を活用して「ファイナンシャル・プランナー」として起業し、多くの人のライフプラン相談を業務とする人もいれば、金融機関などで力を発揮する人、一般企業内で仕事の幅を広げて活躍する人、あるいは自身の家計管理や資産運用に役立てる人など、その資格の活用の仕方はさまざまです。
ファイナンシャルプランナーの試験範囲は、次の6つに分けられます。いずれも私たちの生活に密着したもので、まさに一人ひとりのお金の悩みを解決できるテーマばかりです。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
ファイナンシャルプランナーも金融業界や不動産業界での経験ある方、また個人的に株式投資を実行してきた方や純粋に数字に強い皆さんには非常に興味深いでは仕事ではないでしょうか。また、ファイナンシャルプランナーは一人ひとりの人間によって避けては通れない「くらしとお金」に関するサポートを提供する仕事であり、老後資金への不安が高まる環境下でライフプランの立て方、金融資産の運用知識、社会保険、年金、税金、保険、不動産取引、相続について知っているのと知らないでの人生のお金に関する影響の差は非常に大きいといえるため、今後もファイナンシャルプランナーへのニーズは高まるでしょう。
ITパスポート/基本情報技術者
DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれる現代社会において、ITの知識が必要なのは技術者だけではありません。ITパスポート試験対策をするうちに、ITを活用するために必要な幅広い知識を習得することができます。ITパスポートから基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント、更には応用情報技術者と順番により高度な資格を取得していくこともできます。ITパスポートを学ぶことで今必要なIT知識を習得できますが、経営関連や法律関連も試験範囲となっており、これまでの自分の知見を活かしつつ、新しい分野に取り組んでいくことが可能です。
また、ITの基礎知識を身につけることで、現在の業務においてもメリットは大きいはずです。例えば、営業の方であれば、顧客に対してより明快に分かりやすくITを利用したサービスを説明できるようになるでしょう。マーケティングの方であれば、デジタル広告の裏側にあるIT知識を得ることで、自社のマーケティング活動をよりよいものに助言できるでしょう。あらゆる業務においてITの知識が欠かせないものとなっています。


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