20代、30代でキャリアに悩んだら考えてほしい4つのこと

キャリア開発

20代、30代の皆さんからキャリアについてこんな不安な声を聞くことが多いです。

「この会社で働き続けていいのか、将来大丈夫なのか?」

「 他社に勤めている同級生と比較して、自分は成長しているのか?」

「 自分のロールモデルがいなくて、将来が見えない」

「 やりたいこととか特に見つからず、悩ましい」

「 SNSで華々しく働く同期を見て比較してしまう」

20代、30代前半はキャリアの基礎を築く重要な時期であり、働く経験を通じて自分の興味や強みを発見していく時期でもあります。この時期のキャリアの悩みに向き合うために大切な3つことをご紹介します。

本当に向いているキャリアとは「偶然出会うもの」

「自分のキャリアが見つけられない」という話を聞くことがありますが、キャリアは「見つけるもの」ではなく、「作っていくもの」なのです。キャリアを見つけるものと考えてしまうと、今の仕事に何か疑問を感じた時には、違う場所に探しにいくこと、つまり、転職することが先ず頭に浮かんでしまいます。キャリアは作り上げていくものと捉えることができると、今の仕事の経験も決して無駄なものではないと考えられるでしょう。

「計画的偶然性理論」というキャリア理論を聞いたことがあるでしょうか。心理学者のジョン・D・クランボルツ教授の調査によると、ビジネスパーソンとして成功した人のターニングポイントの8割が、本人の予想しない偶然の出来事によるものだったという結果があります。会社で仕事をしていると、自分のやりたい仕事ばかりができる訳ではありませんし、その仕事が本当に自分に向いているとはかぎりません。また、自分がやりたいと思っていなかった仕事が、自分に向いている、自分の強みを活かせると気づくことがあるかもしれません。計画的偶然性のベースとなる以下の3つの軸を意識しながら、キャリアを作り上げていきましょう。

  • 予期せぬ偶発的な出来事がキャリアに影響を与える
  • 偶発的な出来事への柔軟な対応が、新たなキャリアを開くことがある
  • 偶発的な出来事に出会うチャンスは、積極的に行動することで増加する

与えられた仕事からもスキルや経験を得られる

今、キャリアの目標が見つかっていない方も、目標はあるものの今の仕事とは違うと思っている方も、今の仕事にはやる気が出ない、このままでいいのかと感じているのではないでしょうか。

しかし、与えられた仕事を前向きに取り組むことで想定していなかったスキルや経験を得ることができるのが現実です。そして、与えられた仕事に前向きに取り組むという繰り返しの中で、自分が進むべきキャリアが見えてくる可能性があるのです。特に、やりたい仕事をやらせてもらえていないと思う方は、その仕事に固執して可能性を狭めることにより、目の前の仕事に一生懸命取り組むことで、自分の新たな強みを発見したり、考えてもいなかったチャンスに気づける可能性があると捉えましょう。

ジョブクラフティングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。仕事に対するとらえ方や行動を自ら修正し、“やらされ感”のある仕事を“やりがい”のある仕事へと再定義する手法です。自分の大切にしている価値観、動機や強みを整理した上で、以下の3つの観点から仕事を見直してみましょう。

①プロセスのクラフティング                                  仕事のやり方やプロセスを工夫することで、価値観や動機、強みを活かした仕事にする

②関係性のクラフティング                                  価値観、動機、強みを踏まえ、他者との関係性やコミュニケーションをより良いものにする

③意味のクラフティング                                      価値観、動機、強みを踏まえ、目の前の仕事の意味をとらえ直し、再定義する

自分の価値観や強みを言語化する

学生時代の経験も含めて、自分が本当に興味を持っていることや大切にしている価値観について、改めて考える時間を作ってみてください。また、自分の強みや得意なことを見つけると同時に、苦手なことや改善が必要な部分も意識してみてください。そうすることで、キャリアの選択肢が絞り込まれ、方向性が徐々に見えてきます。

  • 「自分が何を仕事で大切にしているか」
  • 「どのような仕事で満足感を得られたか」
  • 「どんな仕事に熱くなったか」
  • 「どんな仕事に没頭したか」

しかし、20代、30代前半の皆さんは、これからの仕事経験を積んでいくことで、自分の価値観、強み、持ち味、適性を見出していく過程にあるため、今の段階で明確に言語化できないとしても、そんな自分を認めてあげてください。一方で、自分がイキイキと働けるキャリアを考える上では、まず自分を理解することが前提となることを忘れずに、折に触れて、立ち止まって上の質問を自問することで、自己理解を深める機会を作ってください。

キャリア目標を設定する

20代、30代前半では、具体的なキャリア目標を設定することが難しいかもしれませんが、目標を立てることは、目指したい方向性を決めることになるため、今後のキャリアを考える上で有効です。興味・関心があることのほうが、情報は手に入りやすくなるでしょう。漠然とでいいので、どんなことをしたいのか、何を目指したいのか決めておくことをおすすめします。一方で、20代、30代は、キャリアの方向性を試行錯誤する時期でもあるので、興味・関心が変わる可能性があるため、目標に柔軟性を持たせ、固執しすぎないことも重要です。

また、キャリア目標や3年後にありたい姿を具体的に設定することができると、そのために必要なスキルや知識も明確となります。会社からオンラインでの学習機会が与えられているにもかかわらず、やる気が起こらないものです。しかし、自分の目標が明確になるなると、そのありたい姿になるために必要なスキルや経験を習得するために、本気で学びたいと思うでしょう。

20代は、キャリアの基盤を築き、試行錯誤を繰り返すことで自分の道を見つける時期です。この段階での経験や学びが、今後のキャリアを支える大きな柱となります。柔軟に考え、多くのことに挑戦しながら、自分にとって最適なキャリアを見つけていきましょう。

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