40代、50代は、多くの人が漠然とした不安や悩みを抱えています。キャリアの停滞、将来の金銭的な不安、体力の衰え、子供の教育、親の介護、過去への後悔など、さまざまな課題が重なって、心の中が重苦しくなってしまうのでないでしょうか。
このように40代、50代は誰もがいろいろな悩みを抱える時期ですが、どのように乗り越えていけばいいでしょうか。
悩んでいるのは自分だけではないと理解する
40代や50代の皆さんは、自分の周りの同世代が同じように悩んでいるようには見えないのではないでしょうか。悩んでいるのは自分だけと思えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。周りの同世代も理由は異なるかもしれませんが、同じように悩んでいるのです。あなたが周りに悩んでいることを見せないように、誰も悩んでいることを見せないように振舞っているのです。
この年代で誰もが悩んでいることは歴史的にも実証されています。「中年の危機」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「中年の危機」というのは、中年期特有の心理的危機、また中高年が陥る鬱病や不安障害のことで、1970年代より発達心理学では、中年期を大多数の大人が経験する人生の一つの段階として研究が進められてきたものです。つまり、全世界の同世代で当たり前の悩みの一つなのです。中年の危機 – Wikipedia
「悩んでいるのは自分だけではない」と意識することで、まずは気持ちを軽くして、自分なりの進み方を考え始めてみましょう。
自分にとってのキャリアの成功とは何かを考えてみる
「あなたにとって、キャリアの成功とは何ですか?」と聞かれたら、何と答えるでしょうか。組織のなかで高い役職を目指すことでしょうか、それとも、高い知名度や評価、報酬をえることでしょうか。40代、50代の皆さんの多くは終身雇用を前提として、特に意識することもなく上を目指してきたため、「キャリアの成功」とは「昇進、報酬」と捉えている方も多いのではないでしょうか。しかし、これは組織によってキャリアが決められてきたこれまでの古いキャリアの考え方といえます。
私たちは究極的には「幸せになること」を目的として生きていますが、当たり前ですが、地位や報酬を手にすることだけでは、必ずしも幸せにはなれません。それは、運よく会社の社長や部長となった方々について、その地位や報酬によって必ずしも幸せな人生だとは語られていないことからも明らかではないでしょうか。
それでは、「キャリアの成功」をどのように考えればよいのでしょうか。人生の究極的な目的が「幸せになること」であるとすれば、キャリアの成功とは「個人の心理的な成功」と捉え直せるはずです。
新しいキャリア理論であるプロティアンキャリアでは、「キャリアの成功」とは「個人の心理的成功」と定義されています。つまり、自分が仕事の中での使命を達成すること、自分がやりたいと思うこと、自分の価値観に基づいてやりたいことをキャリアの成功と捉えるのです。
人生100年時代と言われる中では、60歳で定年した後でも10年や20年と働くことを考えると、40代、50代で改めて自分が仕事の中で達成したい使命や本当にやりたいことを深く考えて、自分にとっての心理的な成功を言語化することは非常に重要です。そうすることで、あなたは心理的成功に向けて努力、行動していくことができるのです。
専門家のサポートを受けてみる
40代、50代のいろいろな悩みについては、自分だけで答えを見つけていくのは難しいものです。一方で、前述の通り、過去の多くの人々が世代を超えて「中年の危機」を経験し、悩み、乗り越えてきているのも事実です。日本人は特に「自分で何とかしないといけない」、「個人の悩みを他人に話すのは恥ずかしい」、「誰かに話したところで解決できるはずがない」と考えて、誰かに相談しようとはしません。誰かに相談する機会がどこにあるのか知らないこともあるかもしれませんが、今はキャリアコンサルタントをはじめとした専門家へ相談する機会はネットすぐに見つけられます。是非、一度気軽に試してみてください。
私も副業のキャリアコンサルタントとして、数多くの皆さんの相談を受けていますが、多くの皆さんから「今からでも遅くないと思った」「そんなことは意識したこともなかった」「大切なことが腹落ちした」といった感想を頂いており、その1時間でクライアントの皆さんの人生がよい方向に変化したことを実感しています。


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